小児発作性強直性眼球上転 Paroxysmal Tonic Upgaze

ぼく自身、初めて目にした病名ですから全く経験はありませんでしたが、知人のお孫さんが、この診断を受けたとのことで、相談を頂きました。日本語の情報が、ネット上には、ほとんどないようなので、weekend volunteer で、総説の翻訳をしました。

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怒りの病名としての「小児慢性疲労症候群」

小児科のメーリングリストで、「小児慢性疲労症候群=C-CFS(Childhood-type Chronic Fatigue Syndrome)」は正当な疾患概念なのか、つまりC-CFSという「病気」が存在するのだろうか?ということが話題になりました。また、FB,Twitter で、大人のCFSに、CBT (認知行動療法 congnitive behavior therapy)が有効かという話題もあり、コメントをまとめました。タイトルは、やや扇情的ですが(笑)、真面目な意見です。

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放射線リスクの言説再考:牧野淳一郎さん、押川正毅さんの記事へのコメント

もう原発の話は、あまり書きたくないと思い、前のエントリー「放射線の健康に対する影響の「語り方」:リスクの受容」で最後にするつもりでした。そこで、この話も、そちらへの追記として書き始めたのですが、あまりに長くなったので独立させました。

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震災支援

東北・関東大震災で大変な思いをされている方に、心からお見舞いを申し上げます。

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信田さよ子さんと、動機付け面接法

今日は原宿カウンセリングセンターの信田さよ子さんの動機付け面接法(Motivation Interview)についての話を聞いてきました。ロルニック、ミラー、バトラーの入門書で、一通り読んで行ったのですが、やはり実践しているプロの話を聞くのは、全く違いました。百聞は一見に如かずですね。

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ホメオパシー:ドイツでの状況

ホメパシーを話題について、東京医科歯科大学名誉教授の岡嶋道夫先生から、以下の情報を教えて頂きましたので、ご紹介します。

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代替医療とニセ科学

しばらく前に書いて放置されていたのですが、代替医療「被害」が報道されているので、公開することにしました。ホメオパシーを信奉する助産師さんが、通常、全ての新生児に与えられているビタミンK投与を行わず、脳出血で新生児が死亡したという事件です。

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水俣病検診@天草

熊本に来て8年目にして初めて、というのは恥ずかしくもありますが、初めて水俣病検診にボランティアで参加しました。一人当たり平均40分かけて神経内科的な診察を8名、ぐったり疲れましたが、参加して良かったです。

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リスク認知・リスクコミュニケーション

先日、熊大で医療リスクコミュニケーションのシンポがありました。東工大の平原さんに来てもらって、午前中はリスク認知とエラー(人はなぜミスをするのか?)の話、午後は、リスクコミュニケーションの話を聞きましたが、面白かったです。午後は、ぼくも少し概説的なことを話しました。その資料は、こちらです。【追記】3月5日に地元紙が、大きな記事にしてくれました。
紙面はこちら=>「20100305a.pdf」をダウンロード

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糖尿病医学の進歩

私たちの研究室では、糖尿病の再生治療を目指していますが、基礎研究が中心ですし、私自身も医師としては睡眠障害が専門なので、糖尿病の臨床医学そのものは、あまり詳しくありません。という言い訳から始めますが、熊大は糖尿病の治療・研究では伝統があり、ナンバー内科以外の独立した代謝内科(荒木教授)が以前からあります。基礎系にも山縣先生がいらっしゃった関係で、今年度は阪大系の先生の講義でいろいろ勉強ができました。

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