「あん」 ドリアン助川(著)

Photo小説を取り上げるのは初めてです。自分の趣味をあきらめて、趣味は「子育て」と書いてきたし、空いている時間は、研究や直接興味のある分野の本しか読む余裕のない生活が身についてしまいました。高校時代に年に100本も見ていた映画に行ったのも、この前はいつだろう。

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上野千鶴子:女ぎらい―ニッポンのミソジニー

先日(脚注)、上野さんを囲む食事会と特別講演会があったので、きちんと読んだのですが、いやはや面白かったです。
『女ぎらい ― ニッポンのミソジニー』
上野千鶴子:紀伊国屋書店

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書評:子宮頸がん予防 高橋真理子著

朝日新聞の高橋真理子さんが書いた本ですが、ずいぶん前に送って頂いたのですが、ようやく読みました!
最新 子宮頸がん予防 ワクチンと検診の正しい受け方

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書評:菊池誠「科学と神秘のあいだ」+藤田一郎「脳ブームの迷信」

阪大の菊池誠先生は、ニセ科学批判を積極的にされていて、ぼくも彼のブログ kikulog で、タミフルの議論などをさせてもらったことがあります。その新著が「科学と神秘のあいだ」です。

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書評:逝かない身体 川口有美子

こちらも医学書院・白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。

逝かない身体 ALS的日常を生きる 川口有美子

著者の川口有美子さんが、ALSを発症した母親の介護を通して経験した日常生活を、ディテールまで詳しく書いた本です。前項で紹介した、熊谷さんの本と異なり、実際にALSの介護を行う人には、非常に良いマニュアルにもなりうると考えるほど、徹底的に物理的?な日常が精緻に、あるいは赤裸々に描かれています。

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書評:リハビリの夜 熊谷晋一郎

(生協ではなく)医学書院の白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。

リハビリの夜 熊谷晋一郎

著者の熊谷晋一郎さんは、脳性麻痺の障害を持ち車椅子生活ですが、東大医学部を卒業して小児科医となった方です。この本は、自分の「自由にならない」身体との関わりの中で、彼が見つけてきた、自分と身体、他者(と、その身体)の関係性について、ユニークな視点から「解析」した本だと思います。(やや強引な、ひどい、まとめ方ですが・・・)

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書籍紹介:ゆっくりていねいにつながりたい

これまで書評という題でエントリーを書いてきましたが、内容に比して大袈裟なので、感想というカテゴリーで、もっと気楽に書くことにしました。最近のエントリーで、発達障害を取り上げたので、その関係で非常に面白かった本を紹介します。

発達障害当事者研究:ゆっくりていねいにつながりたい
http://www.amazon.co.jp/dp/4260007254/

医学書院の白石さんの作っているケアを開くシリーズの一冊ですが、期待通り面白かったです。

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