上野千鶴子:女ぎらい―ニッポンのミソジニー
先日(脚注)、上野さんを囲む食事会と特別講演会があったので、きちんと読んだのですが、いやはや面白かったです。
『女ぎらい ― ニッポンのミソジニー』
上野千鶴子:紀伊国屋書店
書評:逝かない身体 川口有美子
こちらも医学書院・白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。
著者の川口有美子さんが、ALSを発症した母親の介護を通して経験した日常生活を、ディテールまで詳しく書いた本です。前項で紹介した、熊谷さんの本と異なり、実際にALSの介護を行う人には、非常に良いマニュアルにもなりうると考えるほど、徹底的に物理的?な日常が精緻に、あるいは赤裸々に描かれています。
書評:リハビリの夜 熊谷晋一郎
(生協ではなく)医学書院の白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。
著者の熊谷晋一郎さんは、脳性麻痺の障害を持ち車椅子生活ですが、東大医学部を卒業して小児科医となった方です。この本は、自分の「自由にならない」身体との関わりの中で、彼が見つけてきた、自分と身体、他者(と、その身体)の関係性について、ユニークな視点から「解析」した本だと思います。(やや強引な、ひどい、まとめ方ですが・・・)
書籍紹介:ゆっくりていねいにつながりたい
これまで書評という題でエントリーを書いてきましたが、内容に比して大袈裟なので、感想というカテゴリーで、もっと気楽に書くことにしました。最近のエントリーで、発達障害を取り上げたので、その関係で非常に面白かった本を紹介します。
発達障害当事者研究:ゆっくりていねいにつながりたい
http://www.amazon.co.jp/dp/4260007254/
医学書院の白石さんの作っているケアを開くシリーズの一冊ですが、期待通り面白かったです。
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