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水俣病検診@天草

熊本に来て8年目にして初めて、というのは恥ずかしくもありますが、初めて水俣病検診にボランティアで参加しました。一人当たり平均40分かけて神経内科的な診察を8名、ぐったり疲れましたが、参加して良かったです。

実は熊本にいてさえも、何となく水俣病は過去の病気のような感覚がありましたが、全くの誤解でした。今日、検診を行った天草地区は、水俣の反対側にあるので、水俣病は「存在しないとされていた」地域です。しかし、この地域の漁師さんたちは、水俣の近くにまで漁に出ていますし(海の反対側に水俣がよく見えます)、魚も泳いでくるわけで、魚をたくさん食べていた人たちが水俣病にならないわけはないのです。

今日、ぼくが診察させて頂いた方の中にも、視野狭窄も伴う超重症な方が3名、日常生活に支障を来たすレベルの運動失調のある方も多く、そして全員が、まだ水俣病と診断も認定もされていない方です。おまけに40歳代、50歳代の、まだ働き盛りの人もいますし、一番若い人は昭和44年生まれで、表在感覚障害がとてもひどかったと聞きました。今日は2ヶ所で検診が行われましたが、ぼくの参加した所に62名が来ただけで、このレベルです。

自分の不勉強ぶりには恥じ入りましたが、今日ご一緒した水俣協立病院院長の川上義信先生でさえ、天草地区の潜在患者の数と重症さには驚いているとおっしゃってましたので、ぼくの受けた衝撃の大きさが想像を超えていたのも当然といえば当然です。それにしても、百聞は一見にしかずを、また身をもって体験しました。

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