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February 2010

書評:逝かない身体 川口有美子

こちらも医学書院・白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。

逝かない身体 ALS的日常を生きる 川口有美子

著者の川口有美子さんが、ALSを発症した母親の介護を通して経験した日常生活を、ディテールまで詳しく書いた本です。前項で紹介した、熊谷さんの本と異なり、実際にALSの介護を行う人には、非常に良いマニュアルにもなりうると考えるほど、徹底的に物理的?な日常が精緻に、あるいは赤裸々に描かれています。

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書評:リハビリの夜 熊谷晋一郎

(生協ではなく)医学書院の白石さんが手がける、珠玉の本がいっぱいの「ケアをひらく」シリーズの新刊です。

リハビリの夜 熊谷晋一郎

著者の熊谷晋一郎さんは、脳性麻痺の障害を持ち車椅子生活ですが、東大医学部を卒業して小児科医となった方です。この本は、自分の「自由にならない」身体との関わりの中で、彼が見つけてきた、自分と身体、他者(と、その身体)の関係性について、ユニークな視点から「解析」した本だと思います。(やや強引な、ひどい、まとめ方ですが・・・)

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真善美 または、無人島に善はあるか?

中学生の息子が、美術とか音楽とか勉強じゃないから、学校でやる意味がないのではというので、たまには父として、きちんと話そうかと、以下の話をした。メモしておこう。

そもそも、教育の最大の目的は、人が自立して社会の中で生きていけるようにすることだ。でも、では、その生きていくこと、そのものの目的は何だろうか?そんなことを、ギリシアの昔から、人間は考え続けてきていて、その一つの答が、「真・善・美という普遍的な価値」を目指すことだ。普遍的というのは、いつの時代でも、どこの場所でもという意味。

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