« February 2008 | Main | April 2008 »

March 2008

合理的とはどういうことか?#2

合理的とはどういうことか ~愚かさと弱さの哲学~
 (岡部勉著・講談社選書・メチエ ¥1500)

最初に、岡部先生が概要を説明しましたが、冒頭で、本書のタイトルは、もともとは「合理的であるとは、どういうことか?」だったのに、編集者が、「合理的とは・・・」に変えてしまい、自分としては納得しがたかったのだけど、タイトルをつける権利は著者にはないようで、結局、説得されてしまい、こうなってしまったそうです。

少しでも哲学をかじったことがあれば、「合理的(なこと)」と「合理的であること」の違いの大きさは、本が何冊も書けてしまうレベルだと思うでしょうし、残念ながら(?)私もその感覚がわかるようになってしまいましたが、とりあえず、そこはスルーします。違いのわかる方は、この本は、「合理的であること」について書かれた本だと理解して下さい。

Continue reading "合理的とはどういうことか?#2"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

合理的とはどういうことか?#1

3月16日に、熊大の岡部勉先生の著作「合理的とはどういうことか?」のピアレビュー会に参加させてもらいました。とても刺激になりました。「合理性」あるいは「理性」というのは、哲学では永遠のテーマですが、誰でも一度は考えたことがあることでしょう。何回かにわけて、このテーマで書いてみます。

とりあえず、熊大のHPにも、コミ情のHPにもイベント案内がなかったので、まずは当日の紹介。

Continue reading "合理的とはどういうことか?#1"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

自死という生き方:覚悟して逝った哲学者(書評) :哲学の終末期

死のとらえ方・・・死生観は、人生観でもあります。もちろん、若い間は「自分の死」を意識する必要性はありませんが、「人は誰でもいつか死ぬ」という事実を本当に理解するのが、子どもが大人になることだと、ぼくは考えています。それが、ぼく自身は小学校4年生の時だったと、はっきり覚えています。実は、きっかけが何だったのかは、さっぱり覚えていないのですが、自分も、自分の家族も必ずいつか死ぬのだと思うと、何しろ悲しくて悲しくて、大泣きしながら眠ったことだけは確かです。と言っても、翌日は、全く元気に小学校に行ったのですが・・・
最近は65歳より前に死ぬ確率は5%以下と聞いたことがあります生命表によると男性13%程度、女性は7%程度(40歳前に死ぬ確率は2~3%)ですから、それよりも若い間は、とりあえず死ぬことなどは仮定せず、人生があたかも永遠に続くかのように思いながら生きるのが良いのかもしれません。でも、やはり自分の死や、家族・友人との死別ということを、常に、または、時々は考えながら生きた方が、毎日が充実するという考え方もあるでしょう。

先日、地元の新聞のコラムにこんな記事が載りました。そのうち読めなくなっちゃうので、引用します。

Continue reading "自死という生き方:覚悟して逝った哲学者(書評) :哲学の終末期"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

切れるは、つながる

先週、下の息子(小6)の通う小学校の保健委員会の講話で、「脳の中の時計の上手な使い方」というタイトルで、5年生・6年生にお話をしました。ぼくの話の前に、20分ほど、「ふくろうさんと、ひばりさんの生活」という寸劇とパワーポイントを使った発表を保健委員さんたちがしてくれて、なかなか良かったです。

これで、今年度は、本業の大学・大学院講義に加えて、第二高校(全学年全クラス)、附属中学(全学年全クラス)と、小学校で、「サイクルヒット」達成です(笑)。保育園の保護者の会でも話したので、ほぼパーフェクト!しかし、小学生は、中高生と異なって大人用の普段の話ではダメでしょうから、どの程度のレベルの話を退屈しないで聞いてくれるのかが難しくて、準備も本番も、結構疲れました。でも、楽しんでくれたようで、50分ほどの話の後、質問が途切れず続いて(これは中高の時もそうでしたが)、良かったかなと思います。

Continue reading "切れるは、つながる"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2008 | Main | April 2008 »