高校生へのメッセージ
今月は、附属中学と、県立第二高校の生徒対象に講演をしました。どちらも全学年相手だったので、特に中学はどの程度の話をすれば良いのか、考えるのが難しかったのですが、概ね好評だったようで良かったです。若い人相手だと「のり」が良いので、話す方も楽しくなります。
第二高校では色紙に揮毫するように言われて、ぼくは文字が下手くそなので、大変困りましたが、3つの言葉を書いてきました。
今月は、附属中学と、県立第二高校の生徒対象に講演をしました。どちらも全学年相手だったので、特に中学はどの程度の話をすれば良いのか、考えるのが難しかったのですが、概ね好評だったようで良かったです。若い人相手だと「のり」が良いので、話す方も楽しくなります。
第二高校では色紙に揮毫するように言われて、ぼくは文字が下手くそなので、大変困りましたが、3つの言葉を書いてきました。
自分の本の宣伝で恐縮ですが、下記の本を出版しました。
眠りの悩み相談室 (筑摩新書) 粂 和彦 735円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480063676/sleep-22/
Google 検索
http://tinyurl.com/2dmomv
インターネットで受けた相談と、外来に来て頂いた患者さんたちから学ばせて頂いたことをまとめました。睡眠に関する悩み・疾患を網羅的に解説してあり、特に22人の悩みを持つ方を紹介しているのが特徴です。読んで頂くと、多くの方が思い当たることが複数あると思います。
また、睡眠障害を疾患という見方でとらえるのではなく、悩みとしてとらえたいという気持ちから、病気とはいえない事項・ケースも沢山取り上げているので、睡眠障害の教科書とは異なり、内科でも外科でも、いろいろな専門の医師の方にも役立つと思います。
一般の方でも、専門家でも、読んで得した!と思ってもらえるよう、難しいこともわかりやすく、なおかつ、専門家でも、なるほど確かにと、感心してもらえる部分があるように、かなり力を注ぎ、ずいぶん時間もかけました。
みなさん、よろしくお願いします。
(今週中くらいは平積みされているところもあるかも・・・)
頂いてすぐ、最終章だけ先に読んでいたのですが、東京女子医大の心研の医療事故を追いかけた、鈴木さんの著書全体をようやく読み終えました。
明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件
鈴木 敦秋 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062133229/ref=sleep-22/
鈴木さんの本は、これで3冊目ですが、グレードアップしたというか、これまでの2冊以上に、非常に強い感銘を受けました。
明香ちゃんの事故は、医師の逮捕にまでつながったわけですが、実はその後に続いた東京女子医大自身による、その他の医療事故の内部調査と、その結果を受け入れていった家族の物語も圧巻で、ある意味で今の医療不信を乗り越えていく最先端の可能性を示しています。そこにかかわった医療従事者も家族も、苦しみの中から和解の道を選んで行くことができたのは、やはり平栁夫妻の人柄によるもので、明香ちゃんの心臓が生きてきた証にもなるのかなと感じました。
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