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延命治療の中止?

最近、あまりに忙しくて心も荒みがちなので、偶然、読んだコラムにいちゃもんをつけて憂さ晴らし?

久坂部羊さんの書いた「廃用身」は面白かった。でも、このコラムはちょっとなあ・・・

【コラム・断 久坂部羊】なぜ延命治療を中止するのか
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070422/bnk070422003.htm

<一部引用>

延命治療は、単に無駄だから中止するのではない。やりすぎると、ときに悲惨な状況になるからだ。器械とチューブにつながれ、白目をむいて、手足は丸太のようにむくみ、顔は水死体のように膨れ、出血傾向で体中の穴という穴から出血する。股間からはコールタールのような血便があふれ、点滴で入れた水は、棺に入れたあとも流れ出る。医師はそうなる危険性を知っているから、無理な延命治療はやめたほうがいいと言うのだ。

 その実態を知らない患者や家族の意思を重視しても、望ましい最期は迎えられないだろう。

 一日でも長く生きてほしいと望む家族に、治療の中止を決断させるのは酷(むご)いことだ。それでも治療の悲惨さを知れば、少しは納得しやすいのではないか。
<引用終わり>

延命治療が下手くそだと、確かにこんな状態になってしまうこともありうるだろう。しかし、全ての延命治療がこんな状態になるから、中止するというわけではないし、もし家族が「一日でも長く生きてほしい」と願うのなら、一日でも長く、良い状態で命を長らえさせるのが、当然じゃないかと思う。「無理な」という限定形容詞がついているので、許容範囲内ではあるけれど、これって延命治療のイメージダウンを謀るためのコラムとしか思えない。

最善を尽くしても、ひどい状態になってしまい、家族が治療の中止を希望した時に、初めて延命治療の中止を話題にするのはわかるけどなあ・・・

まあ、「廃用身」的考え方から言えば、「廃用命」なのでしょうね。

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