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医療の良心を守る

昨年2006年4月15日に、「医療の良心を守る市民の会」という会のシンポジウムで話をしました。その様子が、こともあろうに?NHKの全国ニュースで放映され、おまけに、たくさんの人が話したのに、よりにもよって?、会長の永井さんと、ぼくのコメントだけが長く放映されました。土曜夜の7時と9時?の2回だったらしく(われわれは打ち上げの会に参加中で見てません)、意外な人からも、見たよ~という連絡をもらったりして、あせりました。
 この回の2回目が11月に開かれましたが、残念ながらぼくは参加できませんでした。ところが、先日、なんと!熊本大学医学部が、永井さんを呼んで講演会を企画してくれました。ぼく自身は、熊大にいても医学部の人間ではないし(ややこしいのですが、発生医学研究センターが本務で、医学教育部と、薬学部には属しています・)、この講演会の計画には全くタッチしていませんが、下記の記事にあるように大盛況でした。やはり、医療界も変わりつつあると思います。

熊大には臨床講堂がふたつありますが、一つでは入りきらず、片方にはビデオを中継して、そちらもほぼ満員で、多分、全職員の半数くらいが集まりました。画期的だったと思います。ぼく自身も永井さんの話をじっくり聞くのは、初めてで(ほぼ2時間の熱弁でした)、概要はだいたい知っているつもりでしたが、やはり直接、時間をかけて全体像を聞き、またその後の活動を振り返ってもらい、とても良かったです。副院長が、「厳しいお話だけを聞くのかと思っていたのですが、とても励まされました。医療の良心を守る会も、良心を『つくる』ではなくて、『守る』んですね?」と確認して安心していました。実際、どこの現場でもほとんどの医療者は良心を持って医療を行っているのですが、何かあったときに、ボタンのかけちがえが起きるので、その部分をどう考えていくかが、一番、大切でしょう。

声受け止め質向上を 医療事故遺族、講師に迎え
熊本大付属病院で医療安全講演会
http://www.kumanichi.com/iryou/kiji/safety/31.html

記事のリンクが切れていたら、下記を参照にして下さい。熊日の高本さんの記事の抜粋です。

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熊本市の熊本大付属病院は9日、医療ミスで妻を亡くした遺族を講師に招き、医療安全講演会を開いた。同病院医療安全管理部(部長・川筋道雄副院長)主催で、医療事故の被害者による講演会は初めてとのこと。講演には医師、看護師ら約390人が参加。

講師は「医療の良心を守る市民の会」代表の会社員永井裕之さん(66)。1999年2月、永井さんの妻悦子さん=当時58歳=は東京都立広尾病院に入院中、誤って消毒液を点滴され死亡した。元院長らは、医師法違反などで有罪判決を受けた。

永井さんは「医療事故が発覚すれば信頼が失墜するとの思い、すぐ隠ぺい工作に走る。真相を明らかにしたうえで、心から謝罪すべきだ。事故は必ず起こると認識をあらため、安全対策にコストをかけ、再発防止を徹底してほしい。患者の立場を理解した公正・中立な医療事故調査委員会も必要だ」と話した。

(高本文明:熊本日日新聞2007年2月11日付朝刊)

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