タミフル服用後の異常行動・それでも「因果関係がない」と言い続けるのか・・・
また今朝、タミフル服用後の中学生の転落死が報道された。
中2男子が転落死 前日にタミフルを服用
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000253199.shtml
以下、記事を一部、引用>>>>>
2007年2月27日午前1時20分ごろ、仙台市のマンション敷地内で、11階に住む市立中学2年生の男子生徒(14)が転落したと、母親から110番があった。男子生徒は病院に運ばれたが間もなく死亡した。男子生徒は
・・・
26日は学校を休んだ。同日午後6時ごろ、医師から処方されたタミフルを服用し自宅で静養していた。転落直前に男子生徒は母親に「トイレに行く」と言いながら玄関から外に出た。男子生徒はその後、自宅前の外廊下からマンション中庭の駐車場に転落したとみられる。
処方されたタミフルは2錠がなくなっていた。タミフルは副作用として異常行動が報告されているが、厚生労働省は因果関係を否定している。
>>>>>
昨年、ここにも書いたように、厚労省の「因果関係が無い」という発表は、「因果関係が証明できない」という意味である。あるいは、「一般的な異常行動の発症率」を高めてはいない、のであって、このようなfatal な結果に結びつくような異常行動に関するものではない。
異常行動の全体数が変わらなければ、その中で極端に悪い結果を引き起こす割合も変わらないだろうという「推定」は、ある程度の妥当性はあっても、「科学的に証明された推定」ではない。
厚労省や、調査に関して責任を持つ医師たちは、緊急声明を出すべきである。
と、私は思う。
Recent Comments