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あれから12年

阪神・淡路の震災から12年。
今年は昨年よりイベントの数が多かったそうです。10年目が盛大だったので、
11年目の昨年が、やや下火になり、その反動なんでしょうかねえ・・・

ぼくは当時東大の助手でしたが、神戸に住んでいた親友夫婦が被災して、
東京に避難してきました。その話を聞いて、遅ればせながらでしたが、10日間ほど、
避難所になっていた六甲小学校の救護所にボランティアに行きました。
当初は3500人以上が避難して、すし詰めになっていたそうですが、ぼくの入った頃は
1800人くらいまで減っていましたが、それでも廊下に寝ている人もいて、
体育館などは、ひどい状態でした。ぼくたちも寒い中、寝袋で保健室に寝泊まりでした。

この時の経験は、いろいろな意味で大きかったのですが、ぼくにとっては、
震災のちょうど1年後の方が厳しかった・・・

ぼくが神戸に行くきっかけになった中学時代からの親友が自殺したのです。

訃報を聞いて、1年ぶりに神戸に行ったのですが、結局、いろいろな事情があって、
彼の死顔だけ見て、葬式にも出ず、東京に引き返して来ました。

地震の後に彼が悩んでいた時に、唯一相談にのっていたのが、ぼくだったので、
どう考えても、彼の死にはぼくにも責任があったのです。
もちろん地震から1年も経っていたし、自殺する前の半年は、落ち着いていたので、
悩みが再燃したことに気がつかなかったのはしかたないと自分に言い訳しても、
もっと前になんとか問題を解決してあげられなかったのかと悔やみました。

昨年はそれから10年目で、世間は落ち着いている中、ぼくにとっては節目の年でした。
10年ぶりに神戸の町を歩き、彼の家のあった西灘区や、六甲小学校を見てきました。
六甲小学校は変わりませんでしたが、全壊した隣の神社は新しく再建されていました。
また周囲の町は、新興住宅地のように様変わりしていました。

神戸の町の真ん中にニュータウンが出現したようで、なんとも言えない気分になりました。
ただ、10年目になって、ようやく彼の死を受け入れられた気がしました。

もうすぐ彼の11回目の命日ですが、今年は少し落ち着いて迎えられそうです。

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Comments

震災1年後にそんなことがあったのですね。 
ぼくは毎日六甲小学校の横を通りながら通勤しています。いまはそう、この近辺あの地震の前よりも、空き地がすくなくなっていますね。
六甲小学校でのことを振り返るたびに、先生のずばぬけた決断力、行動力、頭の良さに思い至って、人間としての格の違いをしみじみ感じてしまいます。

Posted by: dayafter | 2007.01.23 at 08:50 AM

ご無沙汰しております。
外から、そのように見えたとしたら、きっと、ずば抜けた無謀さ、強引さ、ずる賢さ、だったのかもしれませんね。あの10日間は、わけわからず、がむしゃらに何かをしようとしていたことだけは覚えています。

Posted by: オーナー | 2007.01.23 at 08:54 PM

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