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日本脳炎とワクチン:今週のイベント紹介

熊本で3歳児の日本脳炎が発症して小児科で話題になっています。新聞レベルでは、まだ報道されていないようですが、下記に速報があります。子どもの発症は久しぶりのようです。
http://www.nih.go.jp/vir1/NVL/JEVMeeting.htm

日本脳炎ワクチンは副作用の懸念から、昨年接種勧奨が中止され、現在は副作用の少ないワクチンの開発中です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/05/tp0530-1.html

もともと3歳位から接種することが多かったワクチンでしたから、今回の発症例と接種勧奨中止との関係は微妙ですが、地元ですし、まだ蚊も飛んでますので、気になる話題です。

日本脳炎のように発症率は低いけれど(不顕性感染が多いとされています)死亡率が高い病気に対して、どのような形で予防をするべきかというのは、かなり難しい問題ですから、今後も動向に注目したいと思います。

最近、医療と社会の関係についての、少し古い文献をいろいろ集めて読んでいるのですが、種痘が天然痘を撲滅するのには100年以上かかったのですね。そして日本では1956年以後、天然痘患者は発生していませんが、WHOが天然痘撲滅を宣言した1980年代近くまで種痘は続けられて(日本では1976年に事実上中止)、副作用で毎年10人以上の死者が出ていたようです。医師個人は、常に個人の患者と向き合うのですが、少し広い目で見た時に、何が良いことかを考えるのは、とても難しいですね。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_40/k01_40.html

種痘を即刻中止すべきだという議論は、1960年代末には既に行われていたようです。70年に書かれた本では、両論のメリット・デメリットが併記されていました。

そんなことを考えながら、今週末は、大阪で「医療の中の医学と倫理」というお題で、勝村さん花井さんと、セッションをすることになっています。この二人と話ができるのは楽しみです。ぼくは漫談しかできませんが・・・

薬害エイズと医療~ 生命を育む思想~
http://www.mers.jp/event/1014-15_4.htm


以下は、種痘を調べていた時に見つけた息抜き話題です。

種痘の数で歳がばれる???
http://plaza.rakuten.co.jp/karen/diary/200510060000/
http://blogs.dion.ne.jp/rainbow7/archives/337482.html

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Comments

本当に難しい問題です。

Posted by: 検尿に使ったコップでお茶を飲める人 | 2006.10.24 07:53 PM

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» [小児科]日本脳炎 [小児科長のつぶやき日記]
メーリングリストで小児の日本脳炎が発生したと流れてから、その後が気になっていたのですが熊大の粂先生のブログと厚生労働省戸山研究庁舎のページに記載がありました。 発症率を逆算すると100倍から1000倍の不顕性感染者がいるとされますので、かなりの感染者がいると予想されます。まだまだ身近に日本脳炎ウイルスがいるのだと考えさせられました。 9月の初めに熊本で成人女性の日本脳炎患者が発生したと言うニュース�... [Read More]

Tracked on 2006.10.11 02:19 PM

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