« October 2005 | Main | January 2006 »

December 2005

今年聞いた珠玉の言葉たち

今年も、いろいろな人に会って、印象深い言葉を聞きました。せっかくなので、思いつくままに、ご紹介します。順不同ですが、first in last out のスタック型メモリーなので?、日付的には、さかのぼるような感じで、最近のものが多いです。また、敢えて短く、ぼくの解釈で書いているので、本人の気持ちとは異なる部分があるかもしれませんが、こんな風に消化した(こんな程度にしか消化できなかった)ということです。

●「素心知困」 西澤潤一先生 2005.10.08.
 鹿児島の池田高校で講演された時に、揮毫して頂いた言葉です。西澤先生は、都立大学、改め、首都大学東京の初代学長に今年の4月になられましたが、その前には、岩手県立大学の建学に際して、やはり初代の学長として、この言葉を独自に作ったそうです。自分の本当にやりたいことがわかってみると、それを実現するための知識や実力がないことがわかり、初めて本当に困ることになるのだ、という意味。それから、御自分の人生を振り返って、「愚鈍一徹」という言葉も書いて頂きました。子どもたちには、「ぼくは、学校の成績は悪かったんだよ。君たちも、成績なんかにあんまりこだわらないで、やりたいことを見つけなさい。」と話されていました。

●「日本の男たちは、職場に長くいすぎ」 松山章子さん  2005.12.10.

Continue reading "今年聞いた珠玉の言葉たち"

| | Comments (1) | TrackBack (1)

抗インフルエンザ薬の使用に関する暫定見解

私の尊敬する亀田総合病院の岩田医師が、現時点での彼の見解の公開を承諾してくれましたので、以下に引用します。臨床医には、大変、参考になると思います。

わかっていることよりも、まだわからないことが圧倒的に多い中でも、臨床医は一歩も立ち止まることを許されず、毎日、判断を迫られます。わからないことは、ニュース性がないため、マスコミもなかなか報道しない中で、個々の専門家が、情報を収集し、見解を発表するのは時間的な大きな負担と勇気の必要なことですが、大切だと考えます。


>>>>>
抗インフルエンザウイルス薬の使用方法 ポジションステートメント

亀田総合病院 総合診療感染症科 Last Update 2005年12月9日 文責 岩田健太郎

Continue reading "抗インフルエンザ薬の使用に関する暫定見解"

| | Comments (1) | TrackBack (2)

インフルエンザ時の異常行動:タミフルとの関連

今年もインフルエンザの季節が到来しました。シンメトレル、タミフル、リレンザといったインフルエンザ・ウィルスに対する特効薬が保険収載されてから、この季節は、ずいぶん、かしましくなりました。今年は、鳥インフルエンザも話題になり、さらににぎやかと思っていたら、タミフルの副作用疑いの記事が出ました。

私自身は、最近は、一般内科の診療はしておりませんし、感染症の専門家でもありません。しかし、インフルエンザという、ごくありふれた病気の治療薬に関する重大な副作用の懸念が出されたので、気にはなります。そこで、このような異常行動を、実際の臨床に携わる小児科の先生は、どのくらい経験するものなのか、私の加入している小児科医のメーリングリストで尋ねたところ、下記のような情報を頂いたので、まとめてみました。全体で15例ほどしかありませんし、年齢も広い範囲にわたっています。また、タミフルを飲んでいる例もあり、飲んでいない例もあります。確定診断がされた例も、されていない例もあり、井戸端会議のレベルの情報収集です。ただ、多くの臨床医の先生方にとっては、これを読むと、なるほどと思う程度の情報はあるのではと思います。

http://www.k-net.org/temporary/flu/pub.htm

Continue reading "インフルエンザ時の異常行動:タミフルとの関連"

| | Comments (11) | TrackBack (0)

エイズ学会の歴史的なシンポ

血液エイズの教訓・・・混乱と戦いの後に見えてくる真実を語りあう・・・

歴史的なシンポジウムが熊本で開かれました。第19回日本エイズ学会学術集会の「薬害エイズ問題から見えてくるもの」。今回の座長の三間屋医師は、昨年のエイズ学会の学会長でした。その昨年の会で、この学会としては初めて、薬害エイズ問題の反省を正面から取り上げた会長シンポジウムを開き、今回はその続きの2回目です。しかし、今回は、東京訴訟の中心となった川田龍平さんと、行政側の中心にいた郡司篤晃さんが、同じ席で話すということで、昨晩、花井さんから、この会の意義も聞いていましたし、関係者にとっても意義深い会だったと思います。以下に、簡単に内容を紹介します。

Continue reading "エイズ学会の歴史的なシンポ"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

エイズ学会のシンポのパネリスト一覧

2004年と、2005年のシンポのパネリスト一覧

●2004年12 月9 日(木) 17 : 00~20 : 00 ■会場:第1 会場(1 階中ホール・大地)
HIV 感染症と血友病 ―回顧と展望―
座長 三間屋純一(静岡県立子ども病院) 福武勝幸(東京医科大学)
http://aidsgk18.umin.jp/prog_tokubetu.pdf

西田恭治(東京医科大学) 「医療の視点から」
出河雅彦(朝日新聞社編集委員) 「報道の視点から」
徳永信一(大阪HIV 訴訟弁護団弁護士) 「司法の視点から」
花井十伍(大阪HIV 訴訟原告団代表) 「元原告の視点から」
北村健太郎(立命館大学先端総合学術研究科) 「社会学の視点から」
大西赤人(むさしのヘモフィリア友の会副会長) 「血友病友の会の視点から」
草田央(LAP) 「元支援者の視点から」


●2005年12月2日 金  ■第2会場 16:50~18:30
薬害エイズ問題から見えてくるもの -医療安全の視点からの検証と教訓-
座長 三間屋純一(静岡県立こども病院)、田口 宏昭(熊本大学文学部)
http://square.umin.ac.jp/aids19/data/PDF/special_prog.pdf
徳永 信一 大阪HIV訴訟弁護団 「薬害エイズ神話の功罪」
川田 龍平 松本大学 「被害を繰り返さないために」
栗岡 幹英 奈良女子大学文学部  「社会学と薬害HIV事件の調査」  
白幡  聡 産業医科大学小児科 「薬害回避への提言 -医療者の立場から-」
郡司 篤晃 聖学院大学 「HIV問題から何を学ぶべきか」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

アンビバレンス

エイズ学会で熊本に来ていた花井十伍さんが、ラボに遊びに来てくれた。同じ年だし、なんとなく通じるものがあったのだが、今回、ずいぶん遅くまで二人でいろいろ話して、考え方や気になっていることが、いろいろ似ていることがわかり、嬉しかった。たとえば、「脳は心を作るのか?」という点で、前野隆司さんの本をとても気にしていたことや、最後は、「超ひも」に魂があるという落ちまで、盛り上がれるとは思わなかった。(この点では、友人のトナカイさんに感謝!)

鈴木さんの書いた花井さんの記事
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/sasaeru/20051004ik02.htm

Continue reading "アンビバレンス"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

« October 2005 | Main | January 2006 »